加茂川の自然を守る
西条市は、鎌倉時代から西条庄と呼ばれる荘園が置かれ、近世にはいっては寛永13(1636)年、一柳家が入府、三万石の西条藩となった歴史あるまちだ。
一柳家は寛文5(1665)年改易、その5年後、紀州和歌山藩主・徳川頼宣の二男・頼純が西条藩主に封じられ、以後十代、235年間にわたって穏やかな治世が続く徳川親藩で知られた。
現代になっては、東予新産業都市の中核として、臨海部の広大な埋め立て地に工業開発が進み、四国有数の工業都市になる。
同時に加茂川、中山川を中心とする諸河川が形成した扇状地と沖積平野が「道前平野」をなし、農業も盛んな地域でもある。
工業と農業で発展する都市、西条。その双方に欠かせないのが「良質で豊富な水」だった。
市南部にそびえる四国の屋根・石鎚山系には雨が多く、これが川となり、地下水となって西条市を水の都「水都」を標榜させる基となった。
市中央を流れる加茂川には、アユ、ウナギなど多様な魚類が生息、川漁師のかっこうの漁場。
だが時代とともに、自然環境の変化、人工構造物の設置などで河川状況は変化し、一部では表流水が途切れる「瀬切れ」現象さえ見られる状況。
川漁師の組織、加茂川漁業協同組合は、変化の著しい河川環境を如何に守り、川漁の楽しみを継続するか日夜考え、行動している。
組合長の岡村重治氏にお話を伺いました。
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2015年03月04日 加茂川の自然を守る はコメントを受け付けていません | トラックバックURL |
カテゴリ: 西条市
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