ハンセン病回復者支援 「ふるさと」を語れる社会へ
かつては「らい病」と呼ばれ、差別の対象となったハンセン病。
明治40年制定の「癩予防ニ関スル件」以降法律によって患者を隔離する政策は続き、「癩予防法」(昭和6年)「らい予防法」(同28年)へと改正されながらすべての患者の強制隔離へと変わっていった。
隔離された療養所では強制労働や偽名の強要、断種など非人道的な行為で人生の可能性を奪われた元患者たち。
国の過った政策の下で助長された差別・偏見に翻弄(ほんろう)され平成8年に「らい予防法」が廃止された後もいまだ1779人=昨年10月末現在=が故郷へ帰れず全国14療養所(国立13、私立1)での生活を余儀なくされている。
人権問題の解決へ向け、地域住民とともに学習・啓発活動などを行う西条市のNPO法人「プロジェクト2008」理事長の村上進さん(71)は同市出身で国立療養所大島青松園に入所している二人のハンセン病回復者との出会いから、人権啓発劇などを通じて地域社会の意識改革に取り組み、二人の“里帰り”を実現した。
無知・無関心が生む社会の差別構造を根本からなくすための課題は何か。
そして誰もが等しく胸を張り、愛する「ふるさと」を語ることができる温かい社会づくりには何が必要か。
これまでの歩みやハンセン病回復者への思いなどをお聞きしました。
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2015年02月23日 ハンセン病回復者支援 「ふるさと」を語れる社会へ はコメントを受け付けていません | トラックバックURL |
カテゴリ: 西条市
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